書化
書化
市原魔女の最高魔術にして最後の道。自ら肉体を『書』へと変換し、知識遺産を未来へ託す術。書を形どった擬似生命体に魂を変換する、感覚的に即身仏のようなもの、死ぬわけではないが人ではなくなる。
安定性が高く永い時を経てもその魂は劣化しない。しかし人化しての活動や濫用でその力を使いすぎると一時力を失ってしまう。
誓いの魔女の大半は書化の術を経て市原の書庫に眠っている。
種類
- 完全変換書
- 現在三冊(クーネルダールの三大魔道書)しか存在しない。その身を完全に変換した者。ほぼ人と変わりない存在のままその命を繋いでいる。自ら動くことも人として生活することも可能。
- 儀式変換書
- 大半の書化魔女はこれに属する。手順化された書化の儀式をもって変換した者。完全変換書に比べると人の痕跡は多少失われるもののその命を繋ぐには十分。しかし自ら動けるほどの書へとなるには相当に魔力を高めた者でないと難しい。
なぜ書化するのか
かつての魔女狩りで多くの同胞が無残に殺されてきた恐れから。
再び人が魔女達に牙を剥く時に備えて、力ある魔女達は身を書に変えて知識を受け継ぎ、いつか訪れるかもしれない戦いから同胞を護るために眠りについている。
書化の手順
書化の儀式を行う前の満月の夜から一ヶ月間、外との接触を一切断ち特製の薬湯を飲み自らの魔力を高め、儀式によって書へと昇華する。初めは命がけの術であったが、長年の研究により、書化儀式を簡易化手順化し、多くの魔女が書と化して生きている。
登場作品
- 作品名
- 解説(使われ方など)
関連用語
- 用語
- 解説