鳥かごの中の姫君
鳥かごの中の姫君
第二次世界大戦前半、ドイツ北部での物語。
用語や登場人物
主人公
- ヒルデガルト・リュティンク
- ヒルダ。17歳女性だが、外見は10歳強にしか見えない。仲間から“姫”と呼ばれることになる存在。異能があると目されつつ、一向に発現しないが……?
- オットー・フォン・アイクシュテット
- オットー。32歳男性。特務機関所属の上級将校、階級は少佐。ケーゲルには“祝福されし肉体”を持つ者と呼ばれる。
- アルベルト・カウマン
- アルベルト、アル。17歳男性。ヒルダの幼なじみであり、またヒルダの力とその意味を誰よりも良く知る。オットーのことを“ヴィトョール”と呼ぶが……?
- リヒャルト・プライス
- ヒルダを助け出すことに積極的に荷担することとなる人物。20代男性。“妖精の外套”を持つという異名があり、オットーの異能すらも知っているなど裏世界に通じた情報屋の一人。
重要人物等
- アーネンエルベ
- 眉唾物のとある組織。国家の最高権力が後ろ盾に付いている。
- ケーゲル女史
- ヒルダを担当する、アーネンエルベの研究者。民間人扱いだが、当プロジェクトではオットーをしのぐ権限を与えられている。40代女性。
脇役
- マルティン
- ヒルダの父。金持ちのようで、大きな邸宅を構える。ケーゲルのプロジェクトにより、現在アーネンエルベに邸宅を接収され、ヒルダ共々軟禁されている。
- グレーテル・エッデ
- リュティンク家に雇われている住み込みの使用人。中年の女。
- ゲオルグ
- リュティンク家の庭師。ヒルダが幼少の頃には既にこの家に勤めていた。ヒルダの植物好きの原因らしい。