草摺ヶ岳 くさずりがたけ
「狭間さまよえるもの達」における吉野山地南西部に存在する、高山の一つ。
その実は、ごく限られた人々のみが知る山の神の聖地であり、山狗の神霊が支配する霊山である。
HA21「霞ヶ池の闇」に登場するキャラクターの出身地として言及有り。
- 地権者
- 地元の人々が分割所有する一方、吉野熊野国立公園の範囲内にあり、世界遺産の地域にも含まれる。しかしそれらの地主・管理者とも、本来の支配者が別にあることを知っている。
- 黒耳道主神(くろみみのちぬしのかみ)
- 偉大なる山狗の神霊。オオカミの神。草摺ヶ岳の真の支配者。
太古に、野生のオオカミの妖魅が同属の力と「送り狼」への信仰とを吸収して成長したモノ。
他界レベル:1〜3
通行する程度(草摺ヶ岳の神域の始まり)
- 1:現実の範疇の他界
地元集落〜草摺ヶ岳山腹(草摺ヶ岳の信仰と霊力の集まった空間)
- 2:現実の延長線上にある他界
草摺ヶ岳奥部(黒耳道主神の本拠)
- 3:現実と切り離された他界
メモ
- 草摺ヶ岳の神域
- 草摺ヶ岳の神域(もしくは類似の性質の他界)を出ると、黒耳道主神の眷属のほとんど全ては、自身の存在や能力を現世に及ぼせない、通常の霊体と成り下がる。移動することもままならず力の発揮(果ては存在の維持)も難しくなるため、事実上彼ら自身で山を下りることはできない。
関連人物
以上2名の吹利での行動については「サツキと山狗」を参照のこと。
関連作品
地形と気候風土
険峻な山地。雨が多く冬も雪深い。
交通など
草摺ヶ岳の地元集落について。
- 辺鄙、ど田舎。
- バスが隣村へ2時間に1本、北方の吉野方面へは1日1往復。
- コンビニは無い。
- 井戸水併用、プロパンガス、なぜか風力発電と太陽光発電のみ普及が先行している。
- 携帯電話は最大手1社のみアンテナが1本立つ程度。PHSアンテナやインターネット環境は皆無。