サツキと山狗
サツキと山狗
「草摺のサツキ」と名乗る精悍な若い男。
その実体は、山狗の神霊を身に宿した依巫が変化した姿である。
関連する用語
- サツキ
- 「草摺のサツキ」の本体。神霊を宿して変化(へんげ)することを生業とする依巫(よりまし)。その正体は16歳の少女、大倉さつき。
- スサビ
- 「草摺のサツキ」に宿る山狗の神霊。吉野は草摺ヶ岳(くさずりがたけ)の主「黒耳道主神」(くろみみのちぬしのかみ)の眷属。己の属する神域に近しい力を持つ他界でなければ実体や力を維持できないため、サツキの助力を得て山を下りる。
- 赤耳
- スサビが追う同属であり、裏切り者。とある事件で山を裏切り、かつ手引きの人間とともに自ら山を下りる。それを可能にしたものとは…?
→ 『形を無くした獣』シリーズ
- 霊姿降ろし(たますがたおろし)
- 神降ろしや口寄せの能力の一つ。サツキ(大倉さつき)の異能。神霊をその身に依り憑かせることにより、その神霊の性質をかたどった姿に変化(へんげ)することができる。そのことと引き替えに、その神霊の霊気は周囲からほぼ遮断されて漏れ出ないように封じ込められ、周りからはよほどのことがなければ感知することはできない。
逆にスサビはそのことを逆手に取り、相手に気付かれぬように赤耳を追うのに利用している。変化する姿も神霊の性質に応じて選べるため、依り憑く神霊にとっては都合の良いことの方が多いようだ。
人間関係
主な小説、エピソード
- 『形を無くした獣』シリーズ(2007/2/20〜)
- キャラチャット:蒼雅を蒼雅たらしめ、かつ水の侵蝕にも繋がる元凶が、始祖にあることを知った巧の決意は。そしてその場を見たスサビは (※時系列的には若干先行しているため、仮キャラチャ状態)
- キャラチャット:霊獣でなくなり能力も失い、途方に暮れる穂波に、一言授けるスサビ (この後、全てを終え安西に礼を述べる巧、等)