オノゴロ島に存在する南スラム街を牛耳っていた男。初代と二代目が存在するが、特に言及しない限りは二代目を指す。
タワーホテル廃墟に集中する建築資材や重機、セメント工場を所有し、それらを用いて街を発展させ住民を支配していた。
その支配に抗うものは徹底的に痛めつけるが、反面従うものには寛容であり、自らの敷く法の上で自由な暮らしを保障している。
政府や譲原家に対しては不干渉であるが帰順はせず、基本的にあらゆる協力の提案を退けている。
経歴
本名『石潤神(シ・ルーシェン)』。中国人。
初代コンクリートの王が死亡した後に二代目を名乗りその組織基盤を掌握。
二代目は初代と血縁関係がなく、実力でその地位を継承した。
スラム街を都市国家レベルにまで発展させたのはこの二代目である。
オーガ会との動乱の際に死亡したとされ、同時に街の実権を失っているが、殺されたのは影武者であり本人は潜伏している。
人物
非常に狡猾であり、武力よりも策略に長けると言われている。自らの益を重視し、基本的に他人は利用する駒としか考えていない。
信頼できると確信したものに対しては面倒見がいい。
初代との関係
初代コンクリートの王とは師弟の関係であり、他数人いた兄弟弟子と競争関係にあった。初代の死亡時に腕力を策謀を以って他兄弟を下し彼が王となる。