浮葉の君
- 吸血鬼、ラメッド氏族の一人。
- 浮雲太夫の『娘』にして黒田玄庵の姉。浮葉(うきは)という名は太夫につけてもらったもので元はお葉(よう)という。
- 太古の魔女の血筋、市原の女の一人だった。
- 恋仲であった浮雲太夫の『娘』となり、魔女を捨てて抱擁の末に氏族入りした。
- 無論、市原からは完全除名。罪人の焼印と戒めの釘を打たれ、絶縁を言い渡されている。市原の吸血鬼嫌いはこの件がかなり大きい。
- 万物の構造に手を加えることのできる、数少ない本当のクーネルダールの魔術の使い手であり、偉大なる父と呼ばれた始祖に匹敵する実力を持つという。
- しかし市原を捨てる際に、二度と魔術を行使しないという誓いを立て、その胸に魔女の釘を打った。
- 現在、公子の浮雲太夫と共に眠りについているらしい。
- 太古の呪法、限りなく万能に近いその力を狙ってモローが暗躍している。
関連する用語
- 戒めの釘
- 市原を去る条件として胸に突き刺された釘。市原の魔術を行使しないという誓い。破れば釘は心臓に突き刺さりその身を滅ぼす。
- 罪人の焼印
- 両腕についた罪人を現す呪言の焼印。