鴇竺炬夏


鴇竺炬夏 Tokijiku Honoka

 『家族』という概念を求める妖怪の父と人間の母の間に奇跡的に生まれた双子の姉妹の妹。
 長い事隠れ里で過ごしていたため、人里に出てきたのはここ十数年の話。精神的に若い為文明への順応が早い。

 妖怪と人間に生まれた双子という事で隠れ里ではやや嫌われ者だったが母親がやたらと優しく強い人だったため精神的に強い子に育つ。

 妖怪と人間が同じ数ほど暮らす隠れ里だったが十年前から方針が変わり、隠れ里の半分を他界へ。
 隠れ里の半分を人里に出しての生活がはじまるのに合わせて炬夏も外へ出る。

 母方の親戚の子供(末裔)無戸室近衛を高校生になるまで育てていた。

 正体は呪術書の半妖。異形知識=己の価値のようなものだと思っているため、知識の完成。収集が目的。
 また異形知識完成のために集めた資料を奪われるとどこまでも追いかけて取り戻そうとする。

 父親から伝承された呪術を元に陰陽五行を組み合わせた呪術回路『サーキット』を開発するが失敗しある地域を呪詛まみれにした挙句に炬夏自身も死にかける結果となる。
 サーキットは現在、無戸室香苗の中に封印されている。定着してしまっているために取り出す事ができない。
 そんなものを香苗の体内に残してしまった事と研究不足だった事を後悔して禁書『魔神創造』を求めるが閲覧許可がでなかったために盗んだ上で里を飛び出した。
 禁書自体は封印を施した上で炬夏自身が取り込んでいる。術を使うたびに呪いが漏れ始めるのは、生来の炬夏の性質と合って禁書の封印が解けそうになるため。

 リュックサックの中には異形知識完成のために集めた魔導書や呪術書の類が詰まっていてリュックサックには徐々に力を奪う呪いがかけてあり妙なトラップ類を少しずつ破壊している。
 無力化した上で炬夏が書物の中にもぐりこみ、知識を丸ごと魂に写しこむ。

関連する用語

隠れ里
熊本県上益城郡に存在し、異形を理解する人間も暮らしている。鴇竺一族他、色々な一族が少数存在する。無戸室家本家はこの里の近く存在する。
言霊遊び
念波。残留テレパシー。人に対して直接意志を送るわけではなく物に意志を込める力。意志を込められた物は触ると発動する。残留期間は不明。
言霊巡り
思念体を文書の世界に傍観者として潜り込ませる。その文書を書いた状況や書いた者。書いた内容へのイメージを傍観することができる。
三条弾き
結界術。父である呪術書の呪力遺伝。劣化版。異形を捕獲するための結界。
一紋解放
呪術。父である呪術書の呪力遺伝。劣化版。陰気を集め邪気に転じ放射する。邪気は残留するため長い間放射すると土地のバランスが崩れる。また音のように反射する性質を持つ。
異形知識
融合された知識。呪術、魔術、妖怪、魔物、神魔、妖精などの知識。

話題まとめ

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