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古くから不動産と建築業で富と権力を成し、行政のフィクサーとして君臨していた譲原家は、程なくしてその影響力をもって『カジノ特別行政区に関する法律』の可決を国のシナリオとして決定づけた。カジノ派の官僚派閥はカジノの設立を叶えその利益を得ること、譲原家はその見返りとして将来に渡る莫大な建設利権の大部分を内々に獲得したのである。
 
古くから不動産と建築業で富と権力を成し、行政のフィクサーとして君臨していた譲原家は、程なくしてその影響力をもって『カジノ特別行政区に関する法律』の可決を国のシナリオとして決定づけた。カジノ派の官僚派閥はカジノの設立を叶えその利益を得ること、譲原家はその見返りとして将来に渡る莫大な建設利権の大部分を内々に獲得したのである。
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西暦2000年。シナリオに合わせて、先発している幾つかの東京湾岸地区の再開発を隠れ蓑に人工島の建造が開始された。しかし、2008年12月。当時の譲原家の当主が急逝したことから自体が一変する。
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西暦2000年。シナリオに合わせて、先発している幾つかの東京湾岸地区の再開発を隠れ蓑に人工島の建造が開始された。<br>
豪腕として知られた当主の逝去により譲原は内部分裂を起こし、フィクサーとしての影響力を大きく欠いてしまったのである。このお家騒動が原因で『カジノ特別行政区に関する法律』は半ば頓挫し、計画の進行が事実上不可能となってしまう。連鎖的に関連する事業が相次ぎ破綻し、その負債を補填するため譲原家は建設利権を含めた資産を切り売りすることとなってしまった。
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しかし、2008年12月。当時の譲原家の当主が急逝したことから自体が一変する。豪腕として知られた当主の逝去により譲原は内部分裂を起こし、フィクサーとしての影響力を大きく欠いてしまったのである。このお家騒動が原因で『カジノ特別行政区に関する法律』は半ば頓挫し、計画の進行が事実上不可能となってしまう。連鎖的に関連する事業が相次ぎ破綻し、その負債を補填するため譲原家は建設利権を含めた資産を切り売りすることとなってしまった。
 
そうして『東京湾アイランド構想』はまるでそもそも存在していなかったかのように人々の記憶から消え去った。
 
そうして『東京湾アイランド構想』はまるでそもそも存在していなかったかのように人々の記憶から消え去った。