榎家 (Enoki family, Enoki's house)

榎士郎を世帯主とする榎士郎、愛子、愛菜美一家の自宅、あるいはその家族を、便宜上榎家と呼びならわしている。吹利市東部の郊外に当たる幡多町にある。

表向きは普通の民家で、地上2階建て、広さも一般的なごく普通の一軒家。しかし実は、地下に研究施設があり、士郎の作成した機械(もちろん、愛菜美も例外ではない)のメンテナンス等は、すべてこの地下室で行われる。この地下室は秘密とされており、この家の家族以外は、入口を見つけ出すこともできないよう精巧に隠されている。

最近は、士郎の判断により保護された、行き先を無くしたアンドロイドたちの駆け込み寺と化しつつある。

居住者

榎一家

榎士郎
ロボット工学の権威。ひそかに「人間として生きる」アンドロイドを試作し、それが愛菜美となった。愛菜美の「父親」。
榎愛子
士郎の元助手で、後に結婚。愛菜美の「母親」。
榎愛菜美
情操教育の行き届いた少女型アンドロイド。士郎と愛子により作られた。吹利学校高等部に通っており、野球ファンが昂じてか野球部マネージャー。

居候

猫実美子
所属不明のアンドロイドで、猫耳猫しっぽ姿にもなれるギミック少女。小学校高学年程度の外見で、愛菜美によくなついており彼女の部屋に同居、逆に珊瑚のことは怖がっている模様。霞原姉弟がアンドロイドだということには気付いていない。というかそんな難しいことは考えていない。
神之木涼
過去ははっきりしているが、主人はこの世に居ないためさまよっていたアンドロイド。

居候(〜2006年暮れ)

霞原珊瑚
作り主ドクター・クレイの所在を探している少女型アンドロイド。榎家の親戚の子で、愛菜美の同年代(学年は一つ下)、近所の中学に通学中、ということになっている。実際には愛菜美と知り合ったことを通じて士郎に保護された。陽とともに一部屋をあてがわれている。昼間は自由時間で調査などに出向いており、夕方はアルバイトに向かっているため、ほぼ家にはいない。ただし夜は榎一家に遠慮して夕食の頃には帰っている。
 →現在は霞原邸に移り住んでいる。
霞原陽
珊瑚の姉弟機で、境遇はほぼ同じ。一日中戸外に出てあちこち徘徊しているらしく、あるいは珊瑚を陰に日向に護衛しているため、やはり昼間はあまり家にはいない。
 →現在は霞原邸に移り住んでいる。

元・居候(現在は居住していない)

源希
製作者不明のアンドロイド。どうやらメイド業務に特化したメイドロボらしい。前主人の他界により保護され、主人が見つかるまで居候させてもらっていたが、本宮尚久宅への住み込み勤務が決まり、居候を卒業。現在はメンテナンスのために時々榎家を訪ねている。

資料リンク

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