桃実匠
桃実匠 Momozane Takumi
一見するとユルい性格に吹利弁のチャラい若者だが、桃実一刀流小太刀術を伝承する家の長男で伝承者。
とはいえ、イマドキ、小太刀術の需要などたかが知れている。
近所の子供や代わりものの社会人などに技を教えて月謝を受け取っているものの生活費や道場を含めた土地屋敷の固定資産税など稼ぎ出せるはずもない。
そのため、父親の桃実幸は吹利県警に勤務,匠自信も家伝は家伝と割り切って料理人の道を目指している。
関連する用語
- 桃実一刀流小太刀術
- 桃実家に家伝の武術。
リーチの短さを利するため、接近しての攻防の技術が中心になって構成されている。結果、足払いや体当たり,小太刀を持たないほうの手をつかった当身などが、小太刀の運用方法とほぼ一体となっている。 - 包丁清麿『鬼捌』
- 幕末の刀工、源清麿が戯れに庖丁風に造り込みした短刀で、名刀にしばしば見られるとおり、鬼やアヤカシを斬ることができる
桃実家の伝書によると『庖丁正宗の再現を目指した作であり、明治と大正の間頃、桃実一刀流小太刀術の伝承者 元(はじめ)がこの短刀を用い、あたかも魚を捌くように鬼の五体を捌いたため、鬼捌の異名がついた』とある。 - 包丁正宗
- 鎌倉の名工、正宗が鍛えた短刀。
寸詰まりで幅広の刀身が包丁のように見えることから包丁正宗の名で呼ばれるようになった。
現在、三振りが現存し、それぞれ国宝指定されている。