クロサキ

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クロサキ

 かつて戸萌家で働いていた運転手の成れの果て。元は人間。夏の終わりに起こった事件に巻き込まれた際に里見ぎぐのまゐ・ノナに操られ、戸萌葛海を殺そうとして豊秋竜胆により殺害された。一度は死んだが、生前の忠義心と里見に介入された影響と吸血鬼の血を浴びたことがあいまって、妖怪の一種として生まれ変わった。

 蜘蛛を彷彿とする四足走行(足の付け根から逆方向)で夜の吹利を駆け、今も戸萌葛海のことを見守る忠義者、ただ葛海の前には決して姿を現さない。軒先で雨をしのいだり、 夜にこそこそ走ったり、どこかの古い家屋の天井裏に巣食ってたり、ダンボールの中に住み着いてたり、電線伝って移動したりしている様子。

 スーツ姿で赤い目を光らせて四足走行をする謎の男を見かけても、そっとしておいてあげてください。

 11月中旬、佐上氷我利の助けを受け、心残りであった葛海への別れを告げることができた。この後、新たな道を見つける為、里見喪子に誘われるまま、里見化への道を歩むことになる。

 久志水滸伝 第78位:地捷星

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解説
夏の終わりに起こった事件
...From out of Sight」を参照。2006年8月下旬。なお、生前も現在も彼の行動のベースにあるのは戸萌と葛海への忠義心であるが、この事件の際にはノナの異能に操られて葛海を罵り殺そうとまでしてしまった。この時のことを葛海・クロサキの双方が覚えているかどうかは、余人には知る由もない。

人間関係

シリス
ねぐらの同居人?
無道瞑
ご飯をくれた人。
嶽乃旋守
ご飯をくれた人。恩人でもある。
佐上氷我利
夜の散歩で出会った人、恩人。
里見喪子
拾ってくれた人。
戸萌葛海
かつて仕えていた、大切な人。

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