捜査零課
都道府県警本部の一部には、刑事部の下に非公式に怪異・異能犯罪対策組織を設けているところがある。それらは関係者間では捜査零課と呼ばれている。
予算など公式に必要となる運用は、別の組織として扱われて偽装されているようである。
必要に応じての県外転勤があり得るため、表向きは一般警察官と同等の地位であるが、実際には平でも警部以上の待遇を与えられている。妖事課とも通称されるが、特務零課もしくは捜査零課が正式名称。場所によって特務か捜査かは違う。現在は警察組織に組み込まれているものの機関としては非常に古くから存在し、少なくとも室町時代には寺社奉行配下にあったことが判明している。
常に人材不足に悩まされているため、零課もしくはその類似物は全県警に存在するわけではなく、オカルト事件の起こりやすい地方に限 定して設置される。現在のところ、課としての規模を持つのは近畿地 方全県、関東一円、北九州、青森県警だけである。配備はおおむね警本部ではなく、あまり大きくない警察署にさりげなく行われており、大阪府警では都島署に20人、兵庫県警では芦屋署に10人たらずしか存 在しない。(吹利県警吹利署は比較的増員されているようであるが、 四チーム二十数名程度)実際に役立つ(最高技能値15以上)うえに確保可能な能力者は絶対的に不足しているため、民間人を嘱託の形で零課刑事として処遇し対応することも多い。
関連話題まとめ
- 捜査零課の組織と、県警間の交流について
- http://kataribe.com/IRC/HA06-01/2005/08/20050820.html#020000
- 広い都府県にある零課の話〜吹利県警捜査零課若手研修at奈良県警
- http://kataribe.com/IRC/KA-04/2006/01/20060130.html