岡野晴一 OKANO HARUICHI
「願いがかなうものだなんて誰が言ったの? 神様はそんなこと言ってなかったよ? 自分の足で歩いて歩いて、それからちょっと運の良かった人だけが望みをかなえるだけさ」
晴一は揺るがない。笑顔のまま、変わらず淡々と突き放す。
何かが、少年の中でぷつりと切れた。
「そんなの──嘘だっ」
忌まわしいものを、穢れたものを振り払うように手を振りかざす。
狂ったように頭を振って否定する。
「ホントだよ。オレ、天使だもん」
(カルマの坂から引用)
ある日、ふらりと吹利市に現れた少年。
自称、天使。
学校内での評価は『顔はキレイだけど頭が病んじゃってる電波系』というところ。でも、本人は意にも介していないようである。
お気に入りの場所はGARDEN。特に店長をいじめるのがとても面白い。
関連する用語
- オレ、天使
- 天使を自称しているということを表すとともに、他人に「もしかしたら天使かもしれない」と思わせるような奇跡を起こす不思議な現象もあらわす。
しかし、彼が本当に天使であるかどうかは不明。 - 天使の奇跡?
- さりげなく、でも後で思い返すと「やっぱり天使だから?」と思わせるような、ちょっと不思議な現象を起こす技能。