真実のイスラーム
真実のイスラーム
世界の5人に1人がムスリム(イスラーム教徒)だといわれ、その数は国の内外を問わず増え続けているという。そんなイスラーム世界を理解する上で欠かせない「コーラン」の解説を通してイスラームの真実の姿を解き明かす。
- 著
- 鈴木紘司
戦争やテロ…。イスラーム世界に対するこうした負のイメージから、イスラーム教徒とムスリム(イスラーム教徒)を“悪の根源”と信じ込んでいる人は、意外に多いかもしれない。果たして、それは正しい認識なのだろうか?世界の5人に1人がムスリム(イスラーム教徒)だといわれ、その数はわが国の内外を問わず、今も増えつづけているという。本書は、イスラーム世界を理解するうえで絶対に欠かせない『コーラン』の正確でわかりやすい解説を通して、世界を動かす大勢力イスラームの真実の姿を解き明かす。イスラームに暗い日本人の目を開く、日本人ムスリムによる入門書である。
用語や人名
- ハディース
- コーラン(クルアーン)を啓示した預言者ムハンマドの行動や発言を、信徒らが詳細に伝えた言行録
メモ
- 信徒はクルアーンに触れる前に自分の体を清めることが要求され、左手で持つことも不浄だとして禁じられている。
- クルアーンはアラビア語でなければ「聖典クルアーン」として認められない。アラビア語では「イスラーム神学」を、イルム・ル・カラームと呼ぶが、これは言葉の学問という意味で、言葉そのものを思弁的、論理的な方法で探求することにほかならない。世界でも難しい言語といわれるアラビア語の学習と併せると、その研究にはかなりの時間が必要とされる。
書誌情報
学習研究社 2006/10発行