ホピの銀細工
ホピの銀細工
ネイティブアメリカンの一部族、ホピ族の銀細工。彼らはアメリカ南西部(アリゾナ州北東部)に広がる岩だらけの丘陵地帯に点在する三つのメサを中心に村落を築いて今も、伝統的な信仰と文化を守りつつ生活している。
ネイティブアメリカンは金属を加工する習慣を長らく持たず、ヨーロッパ人との接触によりはじめてそれを知った。
さらにズニ族やナヴァホ族からの教授を経て始まったホピ族の銀細工の歴史は、1930〜1940年代頃からと比較的新しい。
しかし、元より優れた工芸の文化と芸術的なセンスは100年に満たない短い期間のうちに洗練され、品質の高さもあいまって、現在ではインディアンジュエリーの中でもかなりの人気を誇る。
関連する用語
装飾のモチーフ
- コーン・ガール コーン・ガール
- ホピ族の言い伝えでは、人間はトウモロコシの粉と蜘蛛の糸から作られたと伝えられており、また主食であることもあってトウモロコシ(=コーン)はとても重要なものとして扱われている。
コーン・ガールはおそらく、それを象徴するカチーナではなかろうかと思われる。(現在、調査中)
なお写真は桜井@猫丸屋所有のペンダント。 - コヨーテ
- イーグル
- ムース
- スネーク
銀細工の職人
- ベラ・タワホングヴァ
- ミションノヴィ村落に所属する職人。1984年から銀細工を開始。クランはコヨーテ。
用語
- カチーナ
- ホピ族の精霊。人と神とを繋ぐ存在。ホピの祭礼では、カチーナの扮装をしてダンスをしながら祈願したりする。また、各種工芸品のモチーフとなることも多い。
メモ
関連する商品
- IRC - #kataribe 2006/04/12 02:00頃のログ
- コーン・ガールやカチーナについてアレコレ。