スワロウテイルの夜
スワロウテイルの夜
消えつつあるアゲハに眠る黄金の残滓──ソーニャ・ヴラドヴナ。記憶が日々失われていき自分を亡くしつつある彼女は、御厨正樹との生活を惜しむようになっていた。偶然出会った同族、豊秋竜胆はそんな彼女に揚羽でなくソーニャとしてくつろげる場を提供する。一方、消滅の訪れと反比例するようにソーニャとしての時間が増えてきた揚羽を、正樹とその友人達は怪訝に感じるようになっていく。
そんな中、揚羽と紋白の罪を精算するために九折因が吹利の夜に舞い戻る……
本編
登場人物
関連ログ
関連する用語
- 《奴隷衆》
- 頭目は"一本ダタラ"の陀絡。頭目以外は全て奴隷で表向きの職業も様々。様々な社会に少しずつ溶け込み諜報に当たっている。
- 《庚遊郭》
- 頭目は"八岐猫"の柁岐。
- 従属の鎖
- 因果の蜘蛛糸