カトレア
少し間違った若者文化を追求し続ける、外見年10歳のねこみみ吸血鬼の真祖。ジャコウネコの親友。
実年齢は4200歳弱になるが、そのことで敬ったり年上扱いするとキレる。心は永遠の10歳を主張する、図々しいことこの上ない少女。
本名はネフェルティアーフ・アド・エン・セクメトという。名前を変えたのは如何にもな古臭い名前で年寄りと思われたくなかったからで、カトレア以外にも、ナスターシャ・ニコラエヴィナ・アルジュベタ、アナスタシア、メアリ・ホワイト、ズフラ・ビント=イフリータ、猫麗鈴(マオ・リーレイ)など、時代と土地のニーズに合わせた名前をいくつも持っている。
元はエジプト第7王朝の王女。本人曰く、そのあまりの美しさからセクメト神の嫉妬を買い、呪いによって太陽の下に出られない体にされた。ということだが、あんまりあてにはならない。また、呪いのため人血かミルクの混ざった食べ物以外を口にすることができない。
彼女の本体は、エジプトのどこかに埋まっている未発掘の神殿に安置されており、今外を出歩いているのは使い魔の猫に意識をかぶせただけの存在。そのため、年齢の割にさほど強力でもない。
最後に子を作ったのはもう2000年以上前のことになり、孫までは既に死滅している。彼女を祖とする吸血鬼の氏族はいくつかあるのだが、直接的な関係者が居ないのをいいことに知らん顔している。
年寄り扱いをされるのが嫌だからだというのがもっぱらの噂である。
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