システムに関して20051020
妖怪ルール
- 妖怪の定義
- KMにおいて妖怪とはキャラクターシートに「妖力」の欄のあるもの全てを指す。この限りにおいて妖怪、幽霊、超能力者、悪魔など世界観レベルでの呼称とは別のレベルでキャラクタを妖怪と呼ぶ。
- 人間の「認識」に関する案
- 1)妖力の行使を人間が五感で捉えたら、その人間がそれを手品と思おうが目の錯覚と思おうが、「人間に認識」されたものとして扱う。 2)妖力を行使出来る状態、つまり正体をあらわしている状態を五感で認識されたら「人間に認識」されたものとして扱う。正体が人間の姿と見分けがつかないとしても同様。
- 人間に認識された場合の回避策
- 妖力を認識されても、その人間を殺すことで存在の消滅に至る許容人数から外すことが出来る。
- 人間が五感で認識出来ない正体の禁止
- 正体をあらわすことで人間が五感で認識出来なくなるキャラクタは避けるべき。妖怪は人間に認識されると消えるが、最初から認識され得ないものは怪異として成立しないのである。
- 破滅的な妖力の行使
- 都会のど真ん中で周囲の人間を全て巻き込むように破壊的な妖力を使うことは可能である。当然その直後その妖怪は消え失せるが。
- 「消滅」が何を指すか
- 上記に関連し妖怪の消滅がどういう現象を指すのかについて。現時点ではただ消え失せ、妖力が行使された痕だけは残るとなっている。また、人間世界の常識を守るため、妖怪が消えた瞬間にその存在の記憶が世界から抹消されて何か常識的な災害などに置き換えられるという案も出た。この場合妖怪だけは消えた妖怪のことを覚えていられてもいいかもしれない。
- 人間以外に妖力が認識された場合
- 鳥獣、妖怪などに妖力の行使が認識されても妖怪は消滅へ向かわない。ただしカメラなどの記録装置はそれを媒介に人間に伝播するので大変危険である。
- 人間に化ける
- 妖怪は人間の姿に化けられるが、どの程度のレパートリィをもてるのかが現状不明確である。この化ける能力は妖力による変化とは別に考えなければならない。妖力による変化は人間に認識されるとまずいからだ。
人間社会に生きる
- 身元保証の難しさについて
- 妖怪は人間に化けても外見の年齢が変わらないため、一所に定住するのが難しく、また人付き合いにおいても多くのペナルティを抱えている。扶助組織もないと思われ、戸籍、住民票、健康保険などあらゆる身元保障について困難をきたす設定になっている。トータルで踏まえると合法的な手段で金銭を手に入れるのも難しい。
- 非合法の戸籍について
- 妖怪には人間の姿に化ける能力があるため、人間を殺してその人間に成り代わる、という手段が取れる。この場合上記の身元保証の難しさをクリア出来るが、あらかじめその人間になりきるための観察が必要となるであろう。金さえあれば非合法の組織を通じて安全に戸籍を入手することも可能である。この戸籍は偽造されている場合もあればすでに死んだ人間のものを流用している場合もある。
- 妖怪の社会生活
- 以上を踏まえると妖怪は基本的にホームレスになるか親しくなった人間の家に居候するなどが基本になるように見受けられる。余程設定を練りこまないと定職に就けない。
- 妖怪のネットワーク
- 現状妖怪のはかなさを強調するため、妖怪同士の相互扶助組織はないとされているが、その場合PC同士も出会う機会がないのではないか。むりくり出会わせたとしてもお互い妖怪として認識するルールがないのではないか。
- 人間PCの方が楽
- 人間PCを作るというのはありなのか、なしなのかという問題。