緋㞮
五式において水行を守護していた家柄。家名は緋㞮(ひいずる)。
命より天沼矛を預かりし一族であり高千穂の守護者。高千穂峰に天沼矛の摸し型を突き立てたのもこの一族である。
かつては五式の中で実効的支配層として君臨していたが、歴史の裏で続いた聖後衆との戦争によって滅んだ。
その系譜は命直系の血筋とも、命の天降りに伴った天神だとも言われているが資料の殆どは一族が滅んだ時期に失われているため詳細は不明。
五式に残る資料には緋㞮の者は生まれながらにして熟達した巫女や術者に等き力を持っていたとされている。
現代において後述する藍染と言う分家が残っている。
緋昏歩は本家の血筋を引き継ぐ最後の生き残りである。
藍染
緋㞮の分家であり、『緋出の眼』と呼ばれていた一族。一族の者が産む子は全て女人となり、その全員が強い魔眼の才を持つ。
一族に女人しか生まれない特性上その家名を残すために婿養子をとる習慣があったが、時代とともに廃れ藍染の姓を持つ家は極少数となっている。