緋㞮
五式において水行を守護していた家柄。家名は緋㞮(ひいずる)。現在の宮崎県を中心地として、広島県から岡山県以西(正確な境界線は不明)を霊的に守護していた。
命より天沼矛もしくは天逆鉾とされる神器を預かりし一族であり高千穂の守護者。高千穂峰に矛の摸し型を突き立てたのもこの一族であるとされる。
かつては五式の中で実効的支配層として君臨していたが、歴史の裏で続いた聖後衆との戦争によって滅んだ。
国産み、神産み、言産みの権能を持つとされ、内2つを別の一族へ与えたと言われている。
その起源は国産み時代からの血筋とも、天孫降臨に伴った天神だとも言われているが、資料の殆どは一族が滅んだ時期に失われているため詳細は不明。
五式に残る資料には緋㞮の子は生まれながらにして神威を宿しているとされ、その身体構造や霊的組成が通常の人間と異なるとまで言われているが真偽は定かでない。
現代において後述する藍染と言う分家が残っている。
関連人物
緋㞮
五式に残る記録では平安時代末期から度重なる紛争を重ね徐々に弱体化し、明治時代から第二次世界大戦までの間に完全に断絶している。密かに血族が生存しているという未確認情報が存在する。
- 緋昏歩
- 直径の血筋を引き継ぐ最後の生き残り。本人はその事実を知らない。
藍染
『緋出の眼』と呼ばれていた一族。一族の者が産む子はほぼ確実に女性となり、強い魔眼の才をもって生まれる。ただし修行なしに魔眼に開眼するほどの者は極稀。
一族に女人しか生まれない特性上、家名と体裁を残すために婿養子をとる習慣があったが、時代とともに廃れ明示的に藍染の性を名乗るものは少なくなった。