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| == コローネー == | | == コローネー == |
| 北欧の古き吸血鬼。[[百鬼夜公]]を始祖とする。氏族名の意味は日本における八咫烏もしくは渡り鴉を意味する。ラップランドに居城を持ち、そこを中心としてスカンディナビア周辺に分布している。キリスト教会やユダヤ教などとは有史以前から衝突していたが、古代ケルト文化とは交流があった。<br> | | 北欧の古き吸血鬼。[[百鬼夜公]]を始祖とする。氏族名の意味は日本における八咫烏もしくは渡り鴉を意味する。ラップランドに居城を持ち、そこを中心としてスカンディナビア周辺に分布している。キリスト教会やユダヤ教などとは有史以前から衝突していたが、古代ケルト文化とは交流があった。<br> |
− | 現在主要な退魔組織とは小規模突発的衝突を除けば暗黙の不可侵によって互いに静観を維持している。<br />
| + | 現在主要な退魔組織とは小規模な突発的衝突を除けば暗黙の不可侵によって互いに静観を維持している。<br /> |
| 極めて閉鎖的な氏族であり、領地の外に出る事はほとんどない。他の氏族との交流も乏しく、北欧地域への他氏族の進入を頑なに拒む。吸血鬼の社交の場においても最近まで出席は稀である。以上の理由から北欧のイメージと相まって他の氏族からは概ね『田舎者』と揶揄されている。<br /> | | 極めて閉鎖的な氏族であり、領地の外に出る事はほとんどない。他の氏族との交流も乏しく、北欧地域への他氏族の進入を頑なに拒む。吸血鬼の社交の場においても最近まで出席は稀である。以上の理由から北欧のイメージと相まって他の氏族からは概ね『田舎者』と揶揄されている。<br /> |
| しかしながら外来文化や技術に対して無闇に排斥的な訳ではなく、氏族の掟に沿って独自に現代文明を取り入れて発展を行っている。ある意味では[[吸血鬼]]の中では最先端を行っているとも言えるかもしれない。 | | しかしながら外来文化や技術に対して無闇に排斥的な訳ではなく、氏族の掟に沿って独自に現代文明を取り入れて発展を行っている。ある意味では[[吸血鬼]]の中では最先端を行っているとも言えるかもしれない。 |
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| ;規模 | | ;規模 |
− | :北欧諸国全土からロシア北西部。 | + | :北欧諸国全土からロシア北西部。および日本の一部。 |
| ;知名度 | | ;知名度 |
| :日本での一般知名度は0に等しい。[[吸血鬼]]の間では嫌みもこめて『田舎者』と言われる事がある。フロント組織として国連に国際NGO[[北の鴉]]として登録されている。 | | :日本での一般知名度は0に等しい。[[吸血鬼]]の間では嫌みもこめて『田舎者』と言われる事がある。フロント組織として国連に国際NGO[[北の鴉]]として登録されている。 |
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| 『我々は王の血族である。王は民を束ねる者。故に彼らが麦の一粒を愛する様に、我らも彼らを愛し敬わねばならない』と言う[[百鬼夜公]]の考えから産まれた掟。民とは人間の事。 | | 『我々は王の血族である。王は民を束ねる者。故に彼らが麦の一粒を愛する様に、我らも彼らを愛し敬わねばならない』と言う[[百鬼夜公]]の考えから産まれた掟。民とは人間の事。 |
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− | 掟に背いたものは『血の烙印』を烙印される事になる。しかし、一部の掟を除いては[[百鬼夜公]]が封印されて以降守ってないものも居る。
| + | 掟に背いたものは『血の烙印』を押される事になる。しかし、一部の掟を除いては[[百鬼夜公]]が封印されて以降守ってないものも居る。 |
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| === 代表的な掟 === | | === 代表的な掟 === |
| *血は決まった人間の物しか飲まない。 | | *血は決まった人間の物しか飲まない。 |
− | *人間は民であり領民である。 | + | *人間は我々が支配するべき種である。 |
| *他の氏族と血を交えてはならない。 | | *他の氏族と血を交えてはならない。 |
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| === 真祖使徒 === | | === 真祖使徒 === |
− | [[百鬼夜公]]から直接血を分けられた吸血鬼。全員が日の出・日の入の意味を持つ和名の称号を持っている。永く生きているため、妙に達観していたり、理不尽を体現したかのような力を持っていたりする。追放されたり滅せられたものも居るため欠番がある。 | + | [[百鬼夜公]]から直接血を分けられた吸血鬼。全員が日の出・日の入の意味を持つ和名の称号を持っている。追放されたり滅せられたものも居るため欠番がある。 |
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| ;黄昏-タソガレ- | | ;黄昏-タソガレ- |
− | :第一使徒。名はアンクトゥス。血の神殿。百鬼夜公の最初の真祖使徒。元は古代エジプトの数学者にして王家に仕える神官であり、まだ魔術や数学が細分化されていなかった頃の原初の魔術師。百鬼夜公との付き合いは最も長く、関係も限りなく対等に近い。ハイテク産業会の大物であり、氏族きっての稼ぎ頭でもある。 | + | :第一使徒。名はアンクトゥス。血の神殿。百鬼夜公の最初の真祖使徒。元は古代エジプトで数学者として王家に仕える神官であり、まだ魔術や数学が細分化されていなかった頃の原初の魔術師。百鬼夜公との付き合いは最も長く、関係は主従というよりは友人に近い。ハイテク産業会の大物であり、氏族きっての稼ぎ頭でもある。 |
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| ;彼者誰-カワタレ- | | ;彼者誰-カワタレ- |
− | :第二使徒。名はメーテール。領域の護り手。黄昏に次ぐ真祖使徒。『狂星』と呼ばれる魔法使い。衛星軌道上に存在する七つの魔術が彼女の手により動く様子が『狂った星の動き』に見える事からそう呼ばれる。地球をグーグルアースよろしくウォッチングしている。氏族の中での母親的存在であり、ご意見番。 | + | :第二使徒。名はメーテール。狂い星の魔女。黄昏に次ぐ真祖使徒。星を支配する魔法使い。衛星軌道上に存在する無数の魔術(現在で言う人工衛星)が『狂った星』に見える事からそう呼ばれる。地球をグーグルアースよろしくウォッチングしている。氏族の中での母親的存在であり、ご意見番。 |
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| ;夕暮-ユウグレ- | | ;夕暮-ユウグレ- |
− | :第四使徒。 | + | :第四使徒。名はケルク。不退転の怪人。古風なイギリス風のフォーマルファッションを着た老紳士。その姿からは想像もできぬ脳筋であり、戦争のスペシャリスト。氏族がサクソン人と一時期事を構えた折に単独で百鬼夜行に挑み、その力を買われ氏族入りした。今でも氏族間ではジャガーノートと恐れられている。 |
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| ;薄暮-ハクボ- | | ;薄暮-ハクボ- |
− | :第六使徒。名はクリューソス。黄金の天秤。土から肉を編み出し水から血を創り出す。生命の秘法を持つとまで呼ばれた希代の錬金術師。ここ数百年間研究室に閉じこもっており、彼の生存を確認した者は居ない。ものすごい発明をしているかもしれないが、研究室の隅っこでミイラ化しているかもしれない。 | + | :第六使徒。名はクリューソス。黄金を量る天秤。土から肉を編み出し水から血を創り出す。生命の秘法を持つとまで呼ばれた希代の錬金術師。ここ数百年間研究室に閉じこもっており、彼の生存を確認した者は居ない。ものすごい発明をしているかもしれないが、研究室の隅っこでミイラ化しているかもしれない。 |
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| ;黎明-レイメイ- | | ;黎明-レイメイ- |
− | :第八使徒。名はアプサラス。太陽に愛されし者。当時吸血鬼の中で最も美しかった女性吸血鬼。しかし、十三世紀頃に掟に背き血の烙印を押され、氏族から追放されている。その後神聖ローマ帝国に隠棲し、現在もドイツあたりで生活しているらしい。なぜか彼女だけは追放されたあとも除名されていない。 | + | :第八使徒。名はアプサラス。太陽に愛されし者。当時惑星上でで最も美しかった存在。しかし、十三世紀頃に掟に背き血の烙印を押され、氏族から追放されている。その後神聖ローマ帝国に隠棲し、現在もドイツあたりで生活しているらしい。なぜか彼女だけは追放されたあとも除名されていない。 |
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| ;夕闇-ユウヤミ- | | ;夕闇-ユウヤミ- |
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| :第十一使徒。名はアネモネ。黒死。古アッシリアの狐(もしくはジャッカル)の姿をした疫病神。吸血鬼にも有効な疫病として改造され、十二世紀頃に教会によってバーサーカーとして北欧に送り込まれた。しかし百鬼夜公に屈服させられた後に氏族に入る。なぜか年端いかぬ幼女の姿をしている。おまけに思考回路までが子供であるため度を過ぎてよく叱られている。 | | :第十一使徒。名はアネモネ。黒死。古アッシリアの狐(もしくはジャッカル)の姿をした疫病神。吸血鬼にも有効な疫病として改造され、十二世紀頃に教会によってバーサーカーとして北欧に送り込まれた。しかし百鬼夜公に屈服させられた後に氏族に入る。なぜか年端いかぬ幼女の姿をしている。おまけに思考回路までが子供であるため度を過ぎてよく叱られている。 |
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− | ;曙-アケボノ- | + | ;曙光-ショコウ- |
| :第十二使徒。 | | :第十二使徒。 |
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| ;[[カスパール-死-]] | | ;[[カスパール-死-]] |
− | :『永遠の夜の怪物』。永遠の常闇を住処とし、彼が存在する場所こそが常闇である。自分が居る場所が常闇となるその傍迷惑さを理解しているが故に滅多に姿を見せる事はない。 | + | :『永遠の夜の怪物』。永遠の常闇を従えた怪物であり、地球の自転によって巡る昼夜とは関係なくその場に夜をもたらす怪異。自分が居る場所が常闇となるその傍迷惑さを理解しているが故に基本的に地球の自転と同じ速度で移動し続けているため滅多に姿を見せる事はない。 |
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| === [[眷属]] === | | === [[眷属]] === |